2014年12月7日日曜日

八ヶ岳・広河原沢左俣

【期間】   2014年12月06日
【形態】   アイスクライミング
【山域】   八ヶ岳
【ルート】  広河原沢左俣
【メンバー】 平石(記)、目

先週よりぐっと冷え込んだ
八ヶ岳・東面へ行って来ました。

道の駅こぶちさわは山屋さんで賑わう午前1時、2時まで酒盛り。
6時ころ起床。

舟山十字路には車は10台未満で大盛況といった感じではない。
駐車した隣の車の人たちは先週の裏同心の我々の前のパーティの人たちで
世間は狭いねぇといった会話頂きました、
二俣泊でクリスマスルンゼ、翌日左俣とのこと。

舟山十字路に着く前に
そういえば昨年、二俣を何時に出たか調べたら
7時半ころだった。。あれ?出遅れた??。
本日の出発7時半。

天気は小雪が降っている、終日振ったりやんだり。
出遅れましたが、日帰り装備なので先行さんをどんどん抜く。
二俣には50分くらいで到着した。

休憩後出発、後続に左俣日帰りの2人組1Pのみ。

左俣F1までトレースが途中で消えてちょっと右往左往したが
無事到着して登攀準備。ということで1番乗り。

F1は凍っているがお釜が出ていて取り付けないよ。
一瞬、敗退し転進しようかと思ったけど
上に行けばなんとか行けるんじゃないかと思いまして小さく巻くことに。

割と軽い気持ちで薄い氷柱状態の側壁を登ろうとしたら
いきなり引っ掛けたアックスとちょいがけした足場が欠けて
目さんのスポットのお世話になりました、ナイススポットでした。
今度、御岳ボルダー行きましょ。


しきりなおしでまじめに10Mくらいのぼり懸垂して巻き終了。
最近、懸垂の準備は目さんにお任せしております。

さて、この先は踏み抜き要注意状態です。
水流の音がよーく聞こえます。
新雪が乗っかっているのでトラップ状態。
平らなところは×。


最初に出てくる5M滝は登れる状態なので
大丈夫という判断でどんどんあがっていく。

次々にでてくる小滝は
昨年よりも露出が多いが週中に降った雪が乗っかって
先頭は雪を払いながらと登りにくい。

下の大滝の手前の巻きは、左のルンゼを登って右へトラバース、前回よりあっさり。

さて、15M滝は、目さんにリードしてもらうが1ピン後の
ちょいと傾斜が強い部分で敗退し平石にバトンタッチ。
後続のお二人にお待たせしてしまった。

その後の急傾斜の巻きが意外と悪い。
雪が深くなり。膝から俣下のラッセル。
しかし雪が軽いので負担は少ない。

前回、御小屋尾根に抜けたところから上の大滝(10M)を見る。
まだ発達途中だけど遠めで登れる状態かと。
時計を見る、14時10分→どうする?→ちょっと見に行ってみる→登りたくなる→登るよー。

疲れていたので空身で登りました、一瞬バーチカル。
急に凍った感じの氷でもろい、スクリューが効いてないような。
左手首が故障中なのでサポーターを巻いているため
血行がよくないのかパンプ&手の冷えが早い、シャッフル多目で登る。

フォローの目さん、でかい独り言しゃべりながら登ってきました、ガンバでした。
手を上げすぎたままで登ってきたので血流が戻る痛みで
動けなくなった目さんをみて爆笑してしまいました。。失礼。
セカンドでも手を下げてシャッフルしないとね。寒いときは特に。

ロープをしまったところで15時30分。
明るいうちに御小屋尾根へ抜けるべく左の斜面を適当にすすむ。
樹木のトンネルを掻き分け、最後はハイマツの上に乗った
雪の上を泳ぐようにして(地面には足ついてません)御小屋のトレースとご対面。
16時ちょいすぎ。

とりあえずここで完登の握手。

御小屋下降、降りのスペシャリスト目さんについていくのがつらい。
初雪状態なので見えない岩ころがアイゼンにひっかかり足首がもうぐにゃぐにゃ。
雪がのった樹木の枝が平石のサイズより低くイライラ。
目さんは背が低いのでスルー。とりあえずアイゼン脱いで足元は快適に。

街の灯りが見えてきてホッとするのは都会人かな。
舟山十字路着18時30分、11時間行動でした。

今回の反省点は
出発時間と荷揚げの手順、と予想外の懸垂。。
油断大敵です。

黄連に向けてのトレ2週目としては
体力的には問題ないかなといった感じ。
その他諸々検討すべきこともあり、よい山行でした。

後半は寒くてカメラ動作せず。
-10度以下だったと思います。


















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