2013年9月22日日曜日

御神楽沢から会津駒ヶ岳

【期間】   2013年9月19日~21日
【形態】   沢登り
【山域】   東北、会津
【ルート】  ミチギノ沢~御神楽沢~会津駒ヶ岳
【メンバー】 吉岡(記)、高橋(記)

2013/09/19快晴

 平日に休みの効く還暦過ぎのおじさん二人旅。新宿23:00に待ち合わせ、首都高から東北道を西那須野・塩原ICで下り、桧枝岐・窓明の湯入口の駐車場で仮眠する。
 当初、保太橋沢を遡行して御神楽沢に入る予定だったが、厳しそうなので一般登山道を三岩岳避難小屋に登り、窓明山方面に下った湿原から、ミチギノ沢を下る。
 
 



 下り口の湿原は、事前に見ていた写真よりずいぶん小さかった。笹薮に突入して15分くらいして沢形が現れ、しばらくして左から沢音が聞こえてきて流れに合流する。しだいに水量が多くなるが、難しい所もなく順調に下る。今晩の宿泊予定地1200m付近で適地を探したが、良い所が見つからず砂地の2~3人分の広さにタープを張る。ビバーク場所を探しながら竿を出したが、1匹15cm位のイワナがあがってきただけで放流した。
 
 


 


 


 疲れてしまったので夕まずめの釣りはなし、晩御飯のコンビーフ入りの野菜炒めを肴にビールで乾杯、あとはバーボンで酔いが回る。6時過ぎには寝込んでしまい、目が覚めたらまだ9時を回った所だった。目がさえてしまったので、起きだして焚き火を熾しなおし、バーボンを飲んでのんびりする。満月で星はかすんでしまっていた。







高橋(記)

 9月18日(水)23:00新宿発、檜枝岐3:00着。
 9月19日(木)7:00 檜枝岐 小豆温泉駐車場 出発 三岩岳登山口7:10 発

 黒檜沢の登山道で三岩岳避難小屋まで登る。
 小屋から窓明山への稜線を歩いて途中にある湿地帯に11:50到着し、やぶ漕ぎし、下る。
 ほどなく枯れた沢になりその後、水のあるミチギノ沢になり、沢下りする。
 途中吉岡さんが竿を出し、岩魚を釣るも型が小ぶりなのでリリースする。(写真)

予定どうり1200M付近でターフを張る。夜かなり冷え込みシュラフ+シュラフカバー+フリースを着込み暖かくし寝た。

 
2013/09/20快晴

 朝は、ご飯に味噌汁と佃煮で済ませ、7時過ぎに出発する。
 緩い流れがしばらく続くとゴルジュ帯にはいる。大きな釜を持った滝が続き、高捲きを余儀なくされるが、途中2回ケンスイで下ったが、先に進めずに登り返した。今回の山場は、下りのミチギ沢にあったと思う。
 途中、お助け紐が下がっている所でロープにブル下がりトラバースする時、上部に引っかかっていた大きな浮石が数個落下してきて、危うく石を抱えて沈没するところだった。右の手足に打撲だけで済んだのは幸いだった。











3時間強かかって、やっと御神楽沢出合に到着する。↓
出合の上流は明るい大きな淵となっていたが簡単に通過できた。



御神楽沢出合から上流を見る




























中流部は、幅広のスールの大きな滝が連続するが直登しながら越えていく。

畳岩
有名な畳岩、最近の記録を見ると大岩が挟まっている写真が載っていたが、台風で流されたのか岩はなくなっていた。























 

 予定通り、1300mあたりに幕営適地を見つけタープを張る。今日も幕営地手前の大きな滝つぼに4匹位のイワナを見つけ、テンカラを振るとすぐに1匹がかかった。他のを狙って毛鉤を打ち込むが、浮き上がって来てもすぐ離れてしまい1匹のみに終わった。

 晩御飯はケンミン焼きビーフン、海藻サラダと棒ラーメン、それとイワナで日本酒、ビール、バーボンを楽しむ。昨夜と同じで暗くなる頃寝てしまい9時過ぎに目を覚ましバーボンを飲んでから寝なおした。










高橋(記)
9月20日(金)5:00起床、7:00出発。

ミチギノ沢を下るも途中滝があり、高巻した。途中滝壺に出合い、吉岡さんが設置してあるトラロープをつかみ岩場をトラバースしようとしたが1M近い岩が剥がれ落ちで吉岡さんともども滝壺に入水した。擦り傷でき、足をやや打撲したが大事には至らなかった。

やっとのことで1000Mの御神楽沢との出会いに12:00ごろ到着。沢の水も豊富で、暖かい青空の下、沢の水が気持ち良い。

吉岡釣り師が25CMの岩魚を1尾釣り上げた。1330m付近の幕場で夜たき火で焼き、日本酒で骨酒で食した。最高です。うまかった。
 

2013/09/21曇りのち快晴

 朝方雲が出ていたがしばらくすると晴れあがり 今日も快晴。天気予報通り毎日晴れて気持ちが良い。
 






幅広のナメ滝






3m、3mの滝を越ししばらく登ると10m直瀑に着く。事前の情報通り、水流左のルンゼから最短ルートで上部に出る。






そのうえでムジナクボ沢が左から合流






逆くの字の滝はゴルジュになり突破が難しそうだったが、上段は水流右のカンテ状が登れた。
すぐ上にあった5~6mの滝は高捲く。





逆くの字の滝
逆くの字の滝を越すと現れる直登不能の滝





高橋、泳ぎま~す






後は、GPSを頼りに詰めあがり、15分のヤブコギ(もっと長く感じた)をこなして予定通りにぴったりと稜線の草原に飛び出す。




 
 


















駒の小屋でビールを仕入れ、天気と御神楽沢にカンパーイ!!!

 


高橋(記)
9月21日(土)5:00起床、7:00出発。

御神楽沢を昨日と同じで気持ち良く沢を登る。

狭いところで吉岡さんは難なく岩場を行くが高橋は自信がなく安全第一で滝壺を5mほど泳いだ。冷たかったが、やっぱ沢登は水泳もしなくちゃ。

昼ごろ沢を登り詰め、15分ほどやぶ漕ぎし中門岳と会津駒ヶ岳との稜線に立った。2人で今回の御神楽沢登りの成功を握手で祝った。

会津駒ヶ岳山小屋で買ったビールで乾杯をしやや早い紅葉を名残惜しみ下山、小豆温泉で汗を流し渋滞も無く東京に着いた。

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