2012年10月31日水曜日

天王岩


【期間】 2012年10月31日
【形態】 フリークライミング
【山域】奥多摩
【ルート】  天王岩
【メンバー】 吉岡(記)

山ノ神に頼んで、宿題を片付けに天王岩に行って来ました。

いつもの通り、クラックジョイと勉太郎音頭でアップののち目的のどろぼうカササギに取り付く。
核心部で恐怖感がありテンションを入れてしまう。

しばらく休んで、2回目、その前にガイドさんが登っているのをしっかり見て、挑戦。今まで使ったことのない右手のホールドを使うと苦しいが何とかガバを取る事が出来、レッドポイントできた。

その後もう一度マスターで再トライする。核心部は練習したムーブで通過、最後の所で少し危ない状況になったが、クリアできた。

振り返ってみれば、最初にトライしてから、もう10年になろうとしている筈だ。今月の再挑戦から5便目でやっと登れたことになる。長かった。うれしさひとしお、続けて頑張るどぉ~。



2012年10月28日日曜日

古賀志山

【期間】 2012年10月27日
【形態】 フリークライミング
【山域】 栃木県宇都宮市
【ルート】  古賀志山
【メンバー】 吉岡(記)、隅田、牧野、目、柳沢(高)、柳沢(悦)、武藤、神谷
 


 先週のつづら岩で不完全燃焼だったメンバーが、宇都宮市古賀志町にある古賀志山に行って来ました。

 牧野さんの新車(トヨタ・アクア)を出してもらい、明大前6時集合、出発、清瀬組と蓮田SAで合流する。東北道は、事故渋滞?かノロノロ運転が続き到着時間が心配になる。日光方面の紅葉狩り観光の人が多いと思われる。

 古賀志山の麓にある小スペースの駐車場はすでに車が停まっていて最上部の駐車スペースからのアプローチとなる。林道をしばらく下り、杉林の中を登って不動滝エリアに入る。

登った課題、以下名称、グレードは「関東周辺の岩場」1999年版による

「不動滝左フェース」 
 一般ルート Ⅳ+★★にトップロープをセットする。
 粉屋の婿さんルート 5.8 目 OS、 
 一般ルート Ⅳ+★★ クラック沿いの凹角ルート 
 一般ルート Ⅲ+★★ 隅田、柳澤高、柳澤悦、牧野もリードする

「不動滝右フェース」
 新人クラック Ⅴ- ★★ 目(核心越えた所まで、次の人に譲る)、牧野(終了点手前まで)
                 隅田 TRをセット
 凹状フェースルート Ⅴ★ 目リード テンションは入ったが、トップアウトする。
             丁度ハイカーさんが見物しており 完登に対して盛大な拍手が送られる
 ドライアイスセンセーション Ⅴ+★★★ 吉岡登った後、目が終了点手前まで

 今回は、先週に続き新人を含め参加者が多かったので、新人には多くの課題を経験してもらい、経験者にはリードクライミングを経験することを目標にした。
 新人は、5.8クラスは何とかトップアウトできたが、5.9になると難しいようだ。みんなだいぶ悔しがっていたので、雪orアイスがスタートするまでは岩場通いが続くかな?
 経験者には、レッドポイントのグレードを上げるよう今後に期待したい。

岩場は、アルパイン向きのルートがあり参加者には手頃なゲレンデだった。薄暗くなる16:30頃撤収した。

2012年10月21日日曜日

つづら岩

【期間】 2012年10月21日
【形態】 フリークライミング
【山域】 東京都奥多摩
【ルート】  つづら岩
【メンバー】 吉岡、大木場、隅田、恩田、牧野、平石、目、柳沢(高)、柳沢(悦)、高橋、武藤、神谷

つづら岩、何気に平石はお初です。
貸切と思いきや、今年1月の南沢大滝でお会いした
カルパッチョのお二人と再会できました。
スイスイ、マルチを楽しんでいらっしゃいましたね。
相変わらず精力的に活動されているようで、こちらも頑張ろうと思った次第です。

今回は登山靴(ブーツ)で岩登り(3点支持)という目的。
さて、成果としては皆さんそれぞれ課題を持ち帰ったはずです。
経験の浅い新人、2年目辺りの人は良い刺激を受けたと思います。
各人にて復習を期待してやみません。

うんじゅう年ぶりの外岩

とりあえず自分のことは棚上げして(平石)
岩登りのミスは致命的ですよねー。
今回も中小のアブナイ場面がありましたよね?えっ、気づいてない?あっ。
3年目前後の人はどれだけ気づいてましたー?
なんとなくアブナイ場面は感じていただけたでしょうか。
是非是非、感想をお願いいたします~。

回収の回収便の巻



2012年10月14日日曜日

天王岩(涅槃岩)

【期間】 2012年10月14日
【形態】 フリークライミング
【山域】 東京都奥多摩
【ルート】  天王岩
【メンバー】 吉岡、他1名

 先週の有笠山での調子が良かったので、天王岩のかねてから狙っていた
どろぼうかささぎ 5.11a を目標に行って来た。久し振りに山ノ神に頼んでのクライミング。

結果は、敗退 宿題になってしまった。

電車とバスを使って岩場に9:00到着。まずはコーヒーを沸かしてリラックスする。アップは「クラックジョイ5.9」続いて「勉太郎音頭5.10c」と順調に登る。
この頃ガイドさんパーティーがどっと現れる。

3本目に目的の「どろぼうカササギ」に取り付く。前半は易しい、中間部で充分レストして核心に突入、あっさり撃退。何とかトップアウトはする。

次に若い人が登っていた「八月革命5.11b」に取り付いてみる。途中2テンしたが、トップアウトできた。前々回の柴崎ロックあたりから5.11台が何とか射程範囲に入ってきたことを感じている。

再び2回目の「どろぼうかささぎ」 1本目は、左から核心に入って行ったが、今回は右側から入って核心部を登る。1テンで核心をクリアできた。

昼飯を食べ3回目を狙っていたが登っているので、「八月革命」を再トライするが、スタミナ切れで途中で敗退する。

2回目のトライで次は行ける!と確信し、最後のトライの為休憩をいれ、3回目の挑戦、しかし核心で5m程のフォール。ここで本日の挑戦は終了した。

2012年10月8日月曜日

柴崎ロック(貸切)

【期間】 2012年10月08日
【形態】 フリークライミング
【山域】 埼玉県秩父
【ルート】  柴崎ロック
【メンバー】 吉岡、平石(記)

最近、当会では紅葉狩りというこの時期しかできない
登山スタイルが流行っているらしく(当たり前といえば当たり前)

更に、ロープを使う機会があまりなくなっているようなので
おもいっきりロープを使おうと吉岡さんを早朝からお誘いし
フリークライミングをしまくってきました。

(この超嫌味たっぷりな言い回しが気に入らない人は
明日から3年間週2回以上クライミングジムへ通ってみてください。
紅葉狩りよりもそこにある課題のほうが魅力を感じますよ!、えっホントに?)

あっ、ちなみに今日のロープは平石の私物でしたが。。

諸々メジャーなところは混んでいるだろうということで近場の石灰岩をセレクト。
が、土曜から日曜の昼間で降雨があったので染み出しが心配でしたが
各方面の情報から総合的に判断すると大丈夫だろうという、
またまた根拠のない理由を以って決行したのです。

車のアプローチ、失敗。。
オンサイト無理ですね。。
が、Uターンして「超鋭角に曲がる」を発見。

マッターホルン状岩、小さいけどうなずける。

駐車スペースは申し分ないです。

権現堂と同じく下ってアプローチ。

さて、気になる壁の状態は、乾いていました。

さてさて、アップは
「エントツ」5.9、各人リードで。
「ウォーミングフック」5.10a、各人リードで。

で、先に吉岡さんの成果を

「スーパークリップ」5.10c、吉岡さんマスターOS。
スローパーの処理が大変そうでしたが
カチホールドを見つけて上部へスルスルっと。

そして、11aへ
「まる得うるしぎ」11aは1便目は1テンでした、
降りてくる時にヌンチャク回収して、また後でやろうと。??
マスターRP狙いですか~。

で2便目はマスターでRPしたのです、素晴らしい!
中間部で手順をやりなおしましたが
後は問題なく終了点へ。

更に出だしが??な「試して合点」10d
惜しくも下部でテンション入りました~。
下部核心ですね~正対だと厳しいですね。
と成果を出している吉岡さんに対して私は。。

平石は個人的に「初段or5.12aワンデイ計画」(ちなみにどちらも出来てない)を
進行中ですが、この岩場は12aがないので

「おちこぼれ」11dを選択、
ルート名から何やら先行きを暗示しているような。。
人工壁クライマーには厳しいとガイドbookに
はい、人工壁ボルダラーですよ、私はハイハイ。

3便で登ってやるぞと意気込みましたが
結果は6便だして×。

悔やむべくは5便目のハング越え手前での右足滑りんこちゃんでした。。
あれがなければ~。自己ベストならず。。
負け犬の遠吠えはやめときます。

収穫はありました、
・同じルートに6便出せた!
(全ムーブの図、書けます、身長175cm用)
・レストポイントを見つければなんとかなる!
・後は持久力を鍛えれば楽勝!(ってそこを鍛えろや~)

次回はマスターRPしてやります。

吉岡さん、長いこと上を見上げて首が痛くなったことと思います。
ありがとうございました。
また懲りずにお付き合いくださいませ。あと6年くらい。

あ、他の皆様も、遠慮なく~。

しかし、このクライミングのほにゃられワンデイは
自分に緊張感を与えて刺激になりますね。

黄蓮谷左俣ワンデイとか。


2012年10月7日日曜日

谷川、国境稜線

【期間】2012年10月15~16日
【形態】トレッキング
【山域】谷川岳
【ルート】元橋~平標山の家~平標~土合~天神尾根~ロープウエイ~土合
【メンバー】恩田(記)

 10日ほど前に、紅葉狩りに谷川に行ったところ、稜線上は見頃になっていましたが、ガスっていて、残念な結果に終わりました。今年は紅葉の当たり年なので、諦めきれず再度谷川に行きました。

平標

エビス大黒の頭

万太郎山

10月15日(月)
 今回の谷川訪問は、平標から東走し、谷川から土合に下ることに。今日は平標山の家に宿泊し、荷を小屋において、平標のピークを往復。天気は濃霧。食事と飲酒を終え、外に出ると、満天の星空。カメラに収める。

元橋(平標登山口) 12:30 - 平標山の家 14:50  - 平標 15:35 16:35 - 平標山の家 17:30(泊)

10月16日(火) 
 暗い内に小屋を出発し、日の出前に平標に到着。仙ノ倉の方から日が差してくる。仙ノ倉への広い稜線で目の前を雲海が横切るすばらしい光景に遭遇し圧倒される。
 正面からの太陽光ははまぶしいが、北面に雲海が広がる国境稜線は逆光に輝き美しい。
 仙ノ倉の下りでは、エビス大黒手前のコルを雲海が横切る場面に遭遇、又々圧倒される。が、スローシャッターでの撮影を失念する(三脚を持ってきたのに!)。
 残念ながら稜線付近の紅葉は終わっているが、好天に恵まれ、美しい笹原の稜線を歩くのは本当に最高の気分で、北西の強風(やや強風)もそれほど気にならない。寒さを感じるが汗をかかずに歩けるのはこの季節ならでは。強風のため、霞がなく遠望がきく。
 毛渡乗越を過ぎた頃、今日はじめて人に会う。このころから風は止み、暑さが出てくる。やがて、肩の小屋が見え、秋晴れのトレッキングは終了となる。土合に15時30分38秒着。15時31分の水上行きに乗ることができた。

平標山の家 04:55 - 平標 05:40 06:15- 仙ノ倉山 06:55 - 万太郎山 10:10 - 肩の小屋 13:50 - 天神平 15:00
 

2012年10月6日土曜日

白峰三山






【期間】 2012年10/04〜10/06
【形態】縦走
【山域】 南アルプス
【ルート】白峰三山
【メンバー】隅田一明 単独





白根三山の縦走コースはあまりにも有名! 一度は歩かなければ! 
という事で荷物を用意して、天気の様子を見つつ、待機していたら、目さんから突然の「槍―穂高縦走計画」しかも「今日から行ってきます」 とのメール。
むむっ! 負けてなるものかと翌朝、特急アズサで甲府に向かい、朝9時のバスで広河原に入り、白根御池小屋に天幕を張った。

翌日は二股から、「目さんがアスレチックジムみたいで楽しい」、と言っていた八本歯を越えて北岳山荘へ、そして間ノ岳を越えて農取山荘に着いたのが 1時半。 さてここで悩む!
明日 農鳥岳を越えて奈良田までの下り 3050m から 850m までの地獄の下り。今日中に大門沢小屋まで降りるか? 時間的にはヘッデン残業になるであろう。 という事で悩んでいる内に時間が経ち、諦める。

小屋のおじさんに「もう今日は大門沢小屋まで届かないだろうから、ここで天幕張ります」なんて軽い調子で言ったら、「馬鹿もん、こんな時間に出て行ける訳ねーだろう! まったく何考えてるんだ!」 って怒られた。
ネットでも農鳥小屋の伯父さんは変人と書かれています。

翌朝は3時半起床で テントを畳んで5時、東の空が明るくなってきた頃からヘッドランプで行動開始!  農鳥岳を越えて2200mの下り。
「長いのだから無理しない」と自分に言い聞かせながら、ゆっくりと下山。
13時には奈良田に着いて、温泉に入ってから帰宅した。

おまけの話
甲府の駅は厳戒態勢 何かと思ったら天皇陛下が来るとか?

電車で東京に向かう間,沿線には日の丸の旗を持った人達が、僕の無事生還を祝って旗を振ってくれていた。 皆の者 ご苦労であった。

バットレス四尾根
有名な懸垂場所





2012年10月5日金曜日

秋色の谷川

【期間】2012年10月4日
【形態】紅葉狩り
【山域】谷川岳
【ルート】土合~西黒尾根~オジカ沢の頭~天神尾根~ロープウエイ~土合
【メンバー】恩田(記)

Yさん達の湯桧曽・大倉沢の記録を見て、谷川方面の草紅葉が見頃になっているのでは思い、天気を確認しつつ、急遽でかけることにしました。かねがね、かつて見た谷川のすばらしい草紅葉をカメラに収めたいと思っておりました。

 
 
天神尾根から



















10月4日(木)
ネットの情報では、谷川の紅葉は1800m付近が見頃になっていて、かつ、天気も良さそうなので、前日になって急遽山行を計画。
尾根上で日の出を迎えたいと思い、早朝4時に指導センターを出発。実は3時出発で目覚ましをかけたが、時間の設定を間違えて1時間遅れ。

天気は、雲の間から月や星が見え、天気は予定どおりかなと思ったが、樹林を抜けても雲は抜けない。一時、日がさしたが稜線の方はガスっている。尾根の両脇には紅や黄色がちらほら。肩の広場に着く頃には、時々小雨も降ってきた。
天気は引き続き小雨が降ったり止んだりでガスで全く視界はきかない。時間的には充分だが、平標まで行くのは諦め小屋中で待機。

しばらくしてから、行けるところまでと平標方面へ歩き始める。ガスで何も見えないと思っていたが、登山道の両脇には、緑の草原の中に灌木が紅や黄で染まりコントラストが美しい。この景観は、歩いても歩いても途切れない。7月に行った飯豊のお花畑を思い出す。ガスの中で遠望はきかないが、どこまでも紅黄が広がっているのがわかる。霧が晴れていれば、もっともっとすばらしいのではないかと思うと、この悪天が残念でならない。
6月からの山行は好天5連勝だったが、6戦目で、はかなく黒星と相成った。

国境稜線の草原に、紅黄が加わり、雲海でもあれば、それこそ雲上の楽園になるのではないか。が、今日は、雲海(でなく霧?)が草原を覆い隠している。
草は黄金色になっているものの、視界のきかない状況では、残念ながらただの枯れ草にしか見えない。
オジカの頭で、しばらく待ったが霧は一瞬でも晴れない。時間を見て引き返し、天神尾根から下る。相変わらず、天神は客が多い。おっかなびっくりで下っていく客が多い中、下りの遅い私でも、彼らを抜いていく。高度を落とすと、霧は晴れて、こちらの両脇にもすばらしい紅黄が広がっている。ただ、いくら鮮やかな紅黄をみても、高度が落ちると何となくありがたみが薄れる。

ロープウエイで土合に下り、駅に行くと、自分と同世代らしき登山者が数人待っている。が、皆、地下駅の486段の階段のことをはじめて知る様子。かつて、夜行列車で着いた登山客が群れをなして階段を上った様子は、本当に過去のものとなってしまったのかと感じる。
(もっとも今日は平日、休日はそれなりに人がいるのか………)

土合(指導センター)04:00 - 肩の小屋 07:50 10:10- オジカ沢の頭 12:30 13:10 - 天神平 16:10